2019年12月7日(土)、8日(日)に、「より良い譲渡に向けて」と題し、シェルター・メディシン・セミナー(主催: (公社)日本動物福祉協会)が日本獣医生命科学大学にて開催され、全国のシェルターに関わる自治体職員を中心に約80人が参加しました。マース ジャパンは、ペットの福祉の観点から、日本のアニマルシェルターのスタンダードを確立する当活動の趣旨に賛同し、2011年の実施当初より本セミナーを協賛しています。今回の講義内容は以下の通りです。
2019年12月7日(土)
<シェルターメディスン/災害獣医学専攻カリフォルニア大学デービス校獣医学部疫学研究員/日本獣医生命科学大学助教 田中 亜紀氏>
● 災害獣医学
● シェルターでのボランティア活動
● 動物虐待
<新潟県動物愛護センター職員 金子 未央氏>
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新潟県における猫の譲渡事業とその改善について~シェルター・メディシンの活用事例~
2019年12月8日(日)
<アメリカ獣医行動学専門医 学術博士 入交 眞巳氏>
● 「動物行動学」ディスカッション
<シェルターメディスン/災害獣医学専攻カリフォルニア大学デービス校獣医学部疫学研究員/日本獣医生命科学大学助教 田中 亜紀氏>
● 動物シェルターでの飼養管理基準ガイドライン
● 「シェルター・メディシン」ディスカッション
当セミナーは、「体系的に、より深くシェルター・メディシンを学びたい」、「今後、現場で実践していきたい」というこれまでの参加者の要望に応え、シェルターという特殊な環境で暮らす動物たちの個体及び群としての健康管理、望ましい生活環境、気質の評価や行動学、マッチング等、現場で最も必要とされる情報を2年間で4回にわたり体系的に講義しています。今回は2018年~2019年で実施するセミナーの第4回となります。
日本のアニマルシェルターのスタンダード確立を通して、シェルターという特殊な環境で暮らすペットの健やかな毎日と新しい家族との出会いに貢献することで、マースのペットケア事業の理念「ペットのためのより良い世界」を実現するために、マース ジャパンは本セミナーをサポートしております。