マースが新たなカカオのサステナビリティ戦略を開始
マース リグレー コンフェクショナリーは小規模農家を野心的な戦略の中心に位置づけ

米国イリノイ州シカゴ(2018年9月19日)–100年以上の歴史を持つチョコレートメーカーで世界有数のカカオのバイヤーであるマース コンフェクショナリーは19日、カカオサプライチェーンを全面的に見直す新たな計画を開始しました。

「何世代にもわたるカカオ(Cocoa for Generations)」と呼ばれるこの計画は、小規模農家の利益を中心に据え、子供たちと森林の保護を支援し、カカオ農家とカカオ生産コミュニティーが繁栄するための道筋を創出します。何世代にもわたるカカオは10年間に10億ドルの投資による支援を受け、マースが昨年発表した「Sustainable in a Generation Plan(次世代に向けた持続可能な環境整備プログラム)」投資への追加です。

マース リグレー コンフェクショナリーのグローバルカカオ担当副社長のジョン・アメントは「40年近くにわたってマースは持続可能なカカオ生産を実現するために取り組んできました。およそ18万人の農業従事者の持続可能な認証取得などの前進を遂げてきましたが、当社、そしてカカオセクター全般の進捗のペースには満足していません。課題に対する解決策すべてを把握しているわけではありませんが、最初のステップは農家をマースの取り組みの中心に据えることです。何世代にもわたるカカオを確実なものとするために、他の利害関係者の行動を促し、協力していくことを計画しています」と述べました。

顕著な進捗が見られるものの、農家はその進捗に見合った収入と生活の質の改善は見られていないと感じています。子どもたちは危険な条件下での労働を続け、森林保護区でのカカオ栽培によって森林破壊が進んでいます。マースは、業界、市民社会、政府がものの見方と行動を変えなければならないと考え、カカオ農家とその家族、コミュニティーが繁栄するための道筋を創出する新しいアプローチを取ります。

「何世代にもわたるカカオ(Cocoa for Generations)」は次の2つの柱から成ります。
今日の責任あるカカオ栽培(Responsible Cocoa Today)
最初の柱によって、マースは2025年までに、責任あるカカオ栽培(Responsible Cocoa)プログラムで世界から調達するカカオの100%を責任ある調達によるものにし、かつ追跡可能なものにすることを目指します。「責任あるカカオ栽培」とは、森林破壊、児童労働および農家の収入向上に取り組むシステムを備えていることを意味します。

特に、マースは責任あるカカオ栽培プログラムに加わっている農家から、カカオを供給する農園の衛星を利用したGPS位置情報を提供してもらうことで、カカオが森林保護区で生産されたものでないことを保証できると期待しています。マースはサプライヤーおよび認証機関と協力し、責任あるカカオ栽培サプライチェーンで展開している児童労働監視・改善プログラム(CLMRS)を強化し、学校へのアクセスと質に重点を置いてカカオを生産する地域社会の教育の向上を支援し続けます。

さらに、マースはパートナーと協力し、責任ある方法で生産されたカカオに対して支払われる奨励金について、農家がより高い割合を受け取ることを保証するよう、報奨金のモデルを確実に、全面的に見直していきます。マースは農家の収入増が可能となるよう、セクター全体のさらなる変化とパートナーシップを探究し促進します。

マースのカカオへの新たなアプローチは、現行の認証基準と慣行の水準を上回るもので、2009年にマースが示した当初のコミットメントからの大きな変化です。 

この新たなアプローチを実施しながら、マースはレインフォレスト・アライアンス(Rainforest Alliance)とフェアトレード(Fairtrade)との現行の認証カカオのレベルを維持し、カカオセクター全体の水準を引き上げるために実践を強化し続ける両機関に協力します。個人農家を団体や協同組合に組織し、認証を受けた農業者団体にトレーニングを提供し経営システムを実施するという双方の認証機関の取り組みをマースは称賛し、監査管理、児童労働監視、トレーサビリティおよび農業者に支払われる報奨金の改善のための協力にコミットしています。測定可能な取り組みをさらに強化する中、マースはこれらの新しくより強力なアプローチの対象となるカカオの量を増やし続けます。

フェアトレードは「カカオの持続可能性のあらゆる野心的な計画の中心において、マースが小規模農家の役割を認識していることを称えます。これらの農家の収入に前進が見られなければ、業界全体の変化は不可能です。 このような形で課題についてリーダーシップを取れる企業がさらに必要です。そのため、マースと協力し続けるという見通しに心を躍らせており、農家を最優先しながら企業により多くの価値をもたらす方法で取り組みの影響を拡大していきたいと考えています」と述べています。

レインフォレスト・アライアンスの持続可能なサプライチェーン部門責任者ブリッタ・ワイス・ビサング氏は「農業従事者とその家族、森林のための変化が必要だということに異論の余地はないでしょう。カカオ生産者へのコミットメントを深化させ、現地での行動に大きな変革が必要だということを認識しているマースを賞賛します。 生産者、NGO、企業および政府との協力に一層の重点を置く、当機関の新たな戦略に沿った取り組みの一環として、マースとの関係促進に期待しています」と述べました。
                  
明日の持続可能なカカオ栽培(Sustainable Cocoa Tomorrow)
2本目の柱によって、マースは農家の収入と生活に大きな変化を起こす可能性があることを示していきます。世界の7万5,000のカカオ農家およびカカオのサプライヤーから成る最初のグループと提携し、マースは、作物と収入源の多様化、ジェンダープログラム、村と貯蓄・融資モデルおよび農業開発計画を通じて、生産性、収入、回復力および全体的な持続可能性を向上する方法を模索する予定です。

同時に、マースは業界、政府、他の市民社会のパートナーと協力し、共通の解決策とカカオ農家にとって相互利益となる結果を追求します。今後も、世界カカオ財団(World Cocoa Foundation)および同財団のカカオアクション・プラットフォーム(CocoaAction Platform)、そして国際カカオイニシアチブ(International Cocoa Initiative)を含む産業フォーラムを通じて、同業他社やサプライヤーと基礎段階的な協力体制を継続し、共有学習を加速していきます。

編集者への注
SiGに関する詳細は以下を参照してください: https://www.mars.com/global/sustainable-in-a-generation/our-approach-to-sustainability/raw-materials/cocoa

マース インコーポレイテッドについてマースは人とペットのための多様な製品サービスを提供する100年以上の歴史をもつ家族経営の企業です。世界における年間総売上高は約350億米ドルで、世界中で愛されているM&M’S®、スニッカーズ®、Twix®、ミルキーウェイ®、DOVE®チョコレート、ぺディグリー®、ロイヤルカナ®ン、カルカン®/ウィスカス®、EXTRA®、 ORBIT®、5™、 スキットルズ®、UNCLE BEN’S®、マース ドリンクス、COCOAVIA®などのブランドをグローバルで展開しています。マースはまた、バンフィールド®動物病院、Blue Pearl®、VCA®、Pet Partners™を含む獣医療サービスを提供しています。米国バージニア州のマクリーンに本社を構え、80ヵ国以上の国と地域で操業しています。10万人を超えるアソシエイト(従業員)が、マースの5原則(品質、責任、互恵、効率、自由)を実践することにより、すべてのステークホルダーに向け価値を創造し、日々、誇りに思える成長をもたらしています。

マースの詳細はwww.mars.com(英語)を参照。FacebookTwitterLinkedInInstagramYouTubeでフォローできます。

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Michelle O’Neil
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